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スノーモビル体験記(2002〜2003年シーズン)
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一匹狼
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初
級コース編 in ゴアーズ 2002年12月
30日
(コース距離片道12〜13Km 気温−18℃:車載温度計<野辺山の道路設置温度計は−
16℃>)
まず、ライセンス取得のため
オーバルコースで練習。第一印象は、いきなり防寒着不要なくらい汗だくになるほどのハードな乗り物。とにかくハードなスポーツです。インストラクターの指
示通りに体重の移動のコツをつかめば、思い通りに左右に曲がってくれます。なお、体重のかけ方はバイクと似ていますが、スノーモビル独特なのでライセンス
を取得するときに身につけてください。オーバルコースで慣れた後は、初級ツアーに参加。(この日は自分一人だけでした)誰もいない林道を走らせると、本当
に気持ちいいものです。標高が高くなるにつれて、樹木の生態系の変わっていくのを全身で感じることができます。また、動物との出会いはなかったのですが、
ウサギやキツネなどの足跡がありました。あと、感じることができるのは、雪の積もった冬の山は、もの凄く静かということと都会では見ることの出来ないあの
青空。スキー場では音楽が流れていて静かさを体験できませんが、スノーモビルでは出来るのです。今回は自分自身初心者なのでこのぐらいですが、上達したら
中級・上級コースの体験も掲載していこうと思います。
両方とも長野県南佐久郡八千穂村の林道で撮った写真です。スノー
モビルランドのツアーコースは、このような冬季閉鎖中の林道や牧場などを利用しています。また、バックに写っている青空を見てください。これが本当の透き
通った青空という表現にぴったりの青さです。・・・雪山の静けさと深呼吸のしたくなるきれいな空気をインターネットで伝えられないのが残念です。左の写真
は標高1900m程の場所、右の写真が標高1400m位だそうです。植物に詳しい人は、バックの樹木を見るだけで標高がわかるということです。
中級コース編 in ゴアーズ 2003年2月11日
(コース距離片道17Km 気温+6℃:車載温度計)
まず、この日のコ
ンディションはというと日差しが出たり突然雨が降ったりとまさに山の天気という感じで、しかも気温は高め、前回来たときのパウダースノーの雪質とは大幅に
違っていてかき氷のような雪でした。2月にこんなに暖かくて良いのだろうかと言うくらいの気温でした。
というコンディションの中で参加しましたこのツアー、自分のほかに女性が3人とインストラクターの合計5人で行いました。スノーモビルは男性のみならず
女性にも人気がある乗り物だそうです(本当かな・・・?)。初級コースより起伏のきつい場所や横方向に傾斜(キャンバー)のある部分を走行したりと走りが
いのあるコースでした。今回は自分も含めてスタックするモービルが続出。はまったときの脱出方法を体が覚えてしまったという感じで、翌日は当然のように背
筋をはじめとしたあらゆる部分の筋肉が筋肉痛になりました。この乗り物はそれでも面白いです。この面白さに完全にはまりかけているかもしれない。
で、このツアーの参加者の中に、スノーモビルが終わったらスノーボード(年配の人にはスノーサーフィンと言った方がわかりやすいかな)をやろうと意気込
んでいた人がいたが、コースから戻ってきた時にはスノボーの気力が完全に失せてしまっていました。スノーモビルは体力を使うハードスポーツという感じを
持った人は自分だけではなかった!ちなみに今回の写真は見ての通り疲れ切っています。・・・中級コースでこれだけ体力を使うということは、上級コースはお
そらく日帰りでは無理で一泊になるだろう、おそらく。
また、この日は狩猟期間ということで鹿狩りやイノシシ狩りをする
ハンターたちと2回ほどすれ違いました。昔とは違い、現代のハンターは山に入るときはスノーモビルを利用します。しとめた獲物は、スノーモビルで引きずり
ながら帰るそうです。
中級ロングコース編 in ゴアーズ 2003年3月1日
(コース距離片道24Km程度 本来はもっと走ります!! 気温+1℃:車載温度計)
この日は下界は大
雨、関東地方では土砂崩れの被害も出た状況でしたが、ここ八千穂村は小雪がたまに舞う程度のまあまあの天候でした。
今回は、調布からきたMさんとインストラクターの合計3人で前回(上記コース)のさらに先まで足を伸ばしました。Mさんは、安比でライセンスを取得し、
アラスカで走り回ったという経験の持ち主で、乗りこなしはまさに上級者です。オーバルコースでの走り出しの瞬間で上手い!とわかる人です。
中級コースでも、今回は前回以上に傾斜がきつい部分があり、ポンピングブレーキを使わないと転倒するようなところなど、まさに初心者では無理なコースで
した。しばらく走ったところに林道のゲートがあり、その林道のゲートでアクシデント、なんと錠が凍結して開かない!ということで、ゲートの真横を抜けよう
としたところで落とし穴のような小さい谷が・・・。今回はこの落とし穴のような谷がまさかのスタックの元凶になろうとは・・・。写真はインストラクターの
上原さんがスタックしなかったスノーモビルを谷の向こう側に脱出させる瞬間です。ちなみにこの先のコースはというと雪が解けて走行不能・・・。スタート地
点は標高1600mでゲート部分で標高900m、普段より2週間ほど雪解けが早いということでした。仕方なく引き返すと今度はこの谷で自分がスタック、原
因は谷越えの助走不足だそうです。ちなみにMさんは、一発で谷越え成功。谷越えの瞬間はまさに『スノーモビルが宙を舞う』プロのモビラーによるプロモー
ションビデオ状態でした。そして何事もなかったように着地。なんで写真に撮らなかったんだろうと後悔するくらい迫力がありました。
今シーズンはこれで終わりですが、来シーズンはもっと腕を
磨いてぜひ上級コースを走ってみたいものです。