フリーソフトでホームページ作成する

 ホームページを作るにはいろんなソフトをそろえたりドメインをとるのが面倒・・・と思っている人は多いと思いますが、結構簡単です。まじめにホームペー ジを作るとなると高価なプログラムを買わないと話になりません・・・と思いきやソフトウェ ア代金0円で済む方法があります。

 そのお金のかからないホームページの作り方を教えましょう。(この一匹狼ホームページがこの方法でお金を 使わずに済みました)

1.HTMLエディターをダウンロードします。

 エディターとは、コンピュータに文字を入力するための画面表示プログラムのことです。正直言って、HTMLの分かる人ならばメモ帳で十分なのですが、一 般的にはHTML専用のエディターツールを使用します。ここで言うエディターは、ワードなどのように文章を書いて、背景に写真や色を付けたりすることが簡 単に出来るプログラムを言います。
 ダウンロードとは、サーバー(インターネット上のコンピュータ)から自分のパソコンへデータを取り込む行為を言います。

ダウンロードは最大で38Mバイトあるので、ISDNやアナログ回線の人は数時間かかる場合がありますが、我慢してください。

※なお、フルデータインストールを選んでください。

  ダウンロードは こちら   (ダウンロードが終わったら戻ってきてね!)

2.インストールします。

 ダウンロードファイルをクリックするとインストールが始まります。インストールとは、コンピュータでプログラムを使えるようにする一種の手続きみたいな ものです。昔は(約20年前のCP/MやMS−DOS、TRONなど)は、全て手動で行っていましたが、今はほぼ自動で行ってくれます。

インストールが終了すると、登録という項目が出てきますが、登録してもしなくても構いません。

(登録すると高度な機能や北米のメールサーバーを使えるようになります)

 ※ダウンロードしても今までのブラウザなどはそのまま使うことが出来ますので安心してください。
 ※また、乗り換えも簡単に出来ます。詳しくは、ヘルプを見てください。

3.エディターを起動させます。

 起動とは、プログラムを動かすことを言います。正しくインストールできていれば下記のようにマウスをクリックするだけでプログラムが走り出します。

 スタートボタン → 全てのプログラム(Win xpのみ) → Netscape7.1 → Composerの順番でクリックします。

※デスクトップ上にアイコンを表示させるには、Composerの文字を画面上にドラッグして下さい。

※Netscape 7.1において起動時の不具合が多数報告されてい ます。対処方法はNetscapeホームページを参照して下さい。

4.Webページ作成の教科書を作ります。

 ここでは、とりあえず紙に印刷してみましょう。百聞は一見にあらずとよく言います。プリンターの電源を入れたら、下記の順番でやってみよう。

ヘルプ → ヘルプとサポートセンター → Webページを作成する

ヘルプが開いたら、右上のプリンターのマークを押して印刷しよう。この印刷した紙がホームページ作成 の教科書になります。なお、印刷した紙を他人に売ったりしてはだめです。諸作権違反になります。

印刷の量は、A4で27枚あります。

ちなみに、とにかく手っ取り早くComposerを使ってみたいとい う人のための「自 己流マニュアル」を用意しました。

※本屋でHTMLの参考書を買うと、ホームページ機能がプラスαで見る人の楽しさが倍増します。

5.Webページを作ります。

 左下の標準の編集モードでワードなどのワープロ感覚で文字を打って、写真(画像)を貼り付けて自分のページを作りましょう。つまずいた時は、印刷した教 科書を見ます。使わないとは思いますが、HTMLソースという部分をクリックすると、HTML記述(Mozilla5.0)で編集が出来ます。

なお、次のキーコマンドを知っておくと便利でしょう。

「Ctrl」を押しながら「X」・・・切り取り
「Ctrl」を押しながら「C」・・・コピー
「Ctrl」を押しながら「V」・・・貼り付け
「Ctrl」を押しながら「Z」・・・取り消し(アンドゥ)

このコマンドは、いろんなアプリケーション共通で、慣れるとマウスより早くコマンド入力が出来ます。

※Netscape7.1〜は、アンドゥ以外のアイコンが表示されるように なりました。
画像を貼り付けるときの注意!
@貼り付ける写真は、1ページあたり300kB以内に抑えましょう。データの重い写真は嫌われます。また、写真のファイル名は必ず半角英数字にします。
A動画を貼り付けるときは、HTMLソースモードを使用して下さい。また、実際に動画としての確認はサーバーへアップロードしてからになります。(アップ ロード前は何も表示されません)

リンクを張るときの注意!
マイクロソフト社のインターネットエクスプローラは、リンク先指定を日本語表示の場合リンクとして認識してくれません。

世の中に流通しているブラウザの中ではNetscapeとPhonixがMozilla5.0適合品です。他のブラウザ(インターネットエクスプローラや オペラなど)は未対応のため、次のことを守ってください。でないと、ホームページとしてまともに動きません。

@ ファイル名は必ず半角の英数字のみで表記して下さい。
A ページ内でのリンクも、アンカー指定は必ず半角英数字の文字にして下さい。ちなみにページのトップに戻すときは、ページの一番上にTOP1と 半角で入力後、背景と同じ色にしてからアンカーを貼り付けると目立たず、リンクを張ることが出来ます。なお、ファイルごとに数字の値は変えておくと誤動作 を起こさずに済みます。

最後に、作成したページに「書式」→「ページのタイトルとプロパティー」を選択して、タイトルを付けよう。ここのタイトルが、他人にリンクされた場合の識 別情報 になります。

6.FTPプログラムをダウンロードします。

 FTPプログラムの名前はFFFTPといいます。FTPとは自分のコンピュータにあるファイルなどのデータをホストサーバー(プロバイダー)に送り出し たり、取り込んだりするプロトコル(手順)です。このプログラムファイルを使うことによりホームページのデータ(ファイル)を送り出すことが出来ます。

 ダ ウンロードはこちら   (ダウンロードが終わったら戻ってきてね!)

 オンラインマ ニュアルはこちらに あります。ジャンプして印刷してください。初心者マニュアルではA4で6枚です。

7.ドメインをGETします。

 ドメインとはホームページの番地のことでhttp://www.○○○.ne.jp/~△△△/の△△△をさしています。
 なお、独自ドメイン:例えば、http://www.○△□.jp/といった自分だけのオリジナルアドレスをとることも出来ます。さらにIPを固定させ ることが出来れば、自分のパソコンがサーバーのような使い方が出来るようになります。(こちらはパソコンの知識がついてから挑戦して下さい)

ドメインは、プロバイダによって取り方がバラバラなので、契約しているプロバイダに問い合わせてください。
※BIGLOBEでは、メインページの右上の方にホームページという文字があるので、そこをクリックすると詳細に説明が書いてあります。
※NIFTYでは、メインページの中央付近の個人ホームページという文字があるので、そこをクリックすると詳細に説明が書いてあります。

参考までに、ここのページのドメインは/~ojimaで、独自ドメインはa-lone-wolf.jpになります。

※これ超重要!
ドメインが取得できたら、次のことは必ずメモをとろう。

ホームページURL
ホームページID
FTPアカウント
FTPパスワード
ホームページサーバー
ファイル転送フォルダー(FTP設定で必要です)

オプションでチャットや掲示板、などをつけた場合は
プライベートID、プライベートパスワード、管理パスワードをメモしておこう。

メモの内容は他の人には秘密にすること!他の人にばれると、ハッキングされてしまいます。
※ハッキングとは、勝手にデータを書き換えたり、ウィルスを入れたりする行為です。

8.WebページをFTPでアップロードします。

 アップロードとは、ダウンロードの逆で、自分のパソコンの中にあるデータをサーバーに送り出す行為を言います。アップロードする前に、FFFTPを設定 してください。初心者マニュアル通りにすればうまくいくはずです。なお、Composerの「発行」でもアップロード出来ますが、FFFTPの方が使い勝 手がいいのでFFFTPをお勧めします。なお、設定方法や表現がプロバイダごとに異なります。

参 考1:サーバーがBIGLOBEの場合のFFFTP設定方法
  
@ホストの設定名は自由に書き込めます。
Aホスト名は自分に与えられたホームページサーバー (www**.biglobe.ne.jp)を入れて下さい。
Bユーザー名は自分に与えられたFTPアカウントを入れて下さい。
Cパスワードは自分に与えられたFTPパスワードを入れて下さい。
Dローカルの初期フォルダは、自分のパソコンのホームページデータが入っている場所を指定することを勧めます。
Eホストの初期フォルダは自分に与えられたファイル転送フォルダを指定します。
F拡張をクリックし、「PASVモードを使う」を有効にして、OKをクリックします。

参考2:サーバーがNIFTYの 場合のFFFTP設定方法
  
@ホストの設定名は自由に書き込めます。
Aホスト名は自分に与えられたFTPサーバー(ftp**. nifty.com)を入れて下さい。
Bユーザー名は自分に与えられたFTPアカウントを入れて下さい。
Cパスワードは自分に与えられたFTPパスワードを入れて下さい。
Dローカルの初期フォルダは、自分のパソコンのホームページデータが入っている場所を指定することを勧めます。
Eホストの初期フォルダは自分に与えられたホームページ転送ディレクトリを指定します。
F拡張をクリックし、「PASVモードを使う」を有効にして、OKをクリックします。

注意:自作のCGIがあるときは、ホームページディレクトリではなく、 専用のCGIディレクトリを指定して下さい。

※不調時は、マニュアルのホームページの人に聞いてみてください。(責任丸投げでいいのだろうか?)

アップロードする順番があります。(失 敗の経験から学 びました!)

アップロードの前に、ファイル名をすべて半角英数字になっていることを確認します。
※インターネットエクスプローラがまともに認識しません。
※特にホームページのメインとなる部分はindex.htmlというファイル名にしなければいけません。

@まず、写真(画像)のデータをFFFTPでアップロードします。

Aエディタを開き、マウスのカーソルを写真(画像)の上に持って行き、「右クリック」→「画像のプロパティ」で、パソコンのフォルダーからURLのフォル ダーに変更します。このときに、インターネットに回線がつながっていると、データの場所とファイル名が合えばエディタに写真が表示されます。
例) file//d:/\/Homepage/Photo-001.jpg → http://www5e.biglobe.ne.jp/~sample/Photo-001.jpg

B修正したWebページをFFFTPでアップロードします。

Cブラウザで、自分のホームページを見ます。写真などの画像が出てこないときは、Aに戻って確認してください。特にフォルダーで区切っているときや大文字 と小文字が混じっているときは注意してください。

Dページ同士のリンクがうまくいかないときも、フォルダやファイルの名前が合っているか確認して下さい。

★ ホームページ管理者になるなら、ブラウザをたくさんインストールしておこ うなぜなら、ブラウザによって見え方がかなり違うため、ブラウザごとのチェックを行うのに必要です。なお、このホームペー ジは、 Netscape7.1、Internet Explorer6 SP1、Opera7.11を使用して表示確認を行っています。 2003年8月1日現 在

ブ ラウザのダウンロードはこちら

  Netscape Navigator(エディターのダウンロードするときに一緒に付いてきます アメリカ 製)

  Internet Explorer(Windowsに標準で付いてきますが、定期的にアップデートをお勧 めします アメリカ製)

    Opera Browser(持っていないときは、ここからダウンロードして下さい。有償・無償とありますが、無償<タダ>で十分です ノルウェー製)    

9.友達に見てもらいます。

 アップロードして間もないときは、宣伝をする前にまず身近な友達に見てもらおう。自分のパソコンではちゃんと見えていても他人のパソコンでは見れないこ とがあるためです。この現象は、画像データのリンク先を変更し忘れたりすると起きる現象です。それに、誤字脱字など、友達ぐらいなら笑って済むけど、でっ かく宣伝した後だと・・・結構恥ずかしいものです。

10.完成です。大々的に宣伝しよう!

 友達が見てOKなら、あとはたくさんの人に見てもらうだけ、手っ取り早いのは、YahooやLycos、gooなどのサーチエンジンに自分のホームペー ジが載ること。掲載されるには、自分で売り込むか、友達から推薦してもらうかの2つの方法があります。

サーチエンジンについては個人的感覚で、

Yahooは一般的によく使われているサーチエンジンで、世界中にネットワークを持っている比較的新しい会社です。
LycosはYahooが日本に上陸する前からあった記憶があり、男性より女性の方が利用客が多いという話を聞いたことがあります。
gooのサーチエンジン機能はYahooより強力です。法人ならYahooでは出てこなくてもgooなら高い確率でサーチできます。
Infoseekは国内ではあまり目立ちませんが、Yahooのように世界中にネットワークを構築しています。

注意事項

 ホームページを作るときに、法律に違反することはやめましょう。警察に捕まることがあります。特に多いのが、無許可で写真や会社のマークを貼り付けるい わゆる著作権や商標法の違反です。必ず、相手に断ってから自分のページに貼り付けましょう。

 あと、ハッキングの被害が増えています。パソコン側にファイアーウォールを組み込みましょう。ファイアーウォールは不正に進入しようとするデータを シャットアウトするプログラムです。なお、ホストサーバー側は、プロバイダーを信用するしかないのですが、定期的に自分のホームページサーバーのファイル 状況をFFFTPで確認しよう。知らないファイルが増えていたり、更新していないのにファイルの日付が新しくなっている場合は、ハッキングの被害を受けた 痕跡です。

ハッキング被害を受けた場合の緊急避難的対処方法

 ホストサーバーに入っているファイルの日付が変わっている場合や、ファイルの容量が増えている場合はウィルスに感染している可能性があります。いったん ファイルを全部削除し、再度パソコンからアップロードしてください。
 また、知らないファイルが存在したり、ファイルの中身が書き換えられたなどの場合は、最初にパスワードを変更します。パスワードを変更してからファイル を削除し、再度パソコンからアップロードしてください。パスワードは、ログオンパスワード、メールパスワード、FTPパスワード、プライベートパスワー ド、管理パスワードすべてを変更します。
 上記の対応が終わったら、プロバイダーのカスタマーサポートセンターに被害の状況を通報します。

 なお、超悪質な場合は、侵入者が先にパスワードを変更してしまう事例があります。この場合はプロバイダーに電話で、サービスの一時中止を申請してから全 てのパスワードの再交付を受けてください。1週間ほどインターネットが利用できなくなりますが、健全な方法です。

 いずれの場合もプロバイダーからIPAへ通報されます。

 自分のパソコンがウィルスに感染したとかハッキングされた場合にそなえ、データはCD−RWやMOなどパソコンから外せるようにしておきます。特に、電 子証明書やクレジット番号はハードディスクにエクスポート(保存)させてはいけません。で、被害を受けたら、パソコンを復旧させます。復旧後は必ず、下の IPAに通報してください。<通報は義務化されています>

ウィルス感染やハッキング被害の通報先  IPAセキュリティーセン ター

商標について
Netscape、Netscape の N および操舵輪のロゴは、米国およびその他の国における Netscape Communications Corporation 社の登録商標です。
Internet Explorer(IE)は、
米国およびその他の国におけるマイクロソフト社の登録商標です。
Opera Browserは、
米国およびその他の国におけるオペラ社の登録商標です。
また、FFFTPやマニュアルについてもフリーソフトですが、作成者の権利は諸作権で保護されています。無断複製などは行わないようにして下さい。

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