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SnowMobileの紹介
スノーモビルにはまり込み、中古ながら買ってしまいました。機種
は’98年モデルPZ480LT、前オーナーは福島県の檜原湖のワカサギ釣りで使用していたらしい。この機体は自分が2人目のオーナーと言うことになりま
す。なぜこの機種を選んだか?と言うと値段ももちろんありますが、軽量で深新雪でも走破可能なこととなると自然と機種が限定されてしまいます。そして
「お
化け越え」を考慮すると、スタートダッシュに威力を発揮する2サイクルエンジンが妥当になります。
まず外見、前オーナーが丁寧な乗り方をしていたため比較的良好、ただし、座
席シート・風防は劣化によりモビル屋で張り替えました。トラック(キャタピラ)やス
キーも良好です。
正面から見た写真と操縦する部分(ミラー取り付け前)
次にエンジンなどが入っているボンネット。
開けてみると、前オーナーが公道を走っていた影響で塩化カルシウムが・・・マフラーが錆びている、でも機関は良好。セルやバッテリーなどの重量物オプ
ションがついていないのでフル装備に比べれば軽量です。(このモビルはリコイルスターターのみでエンジンが掛かります)
あと、このモビルは最新型とは違い強制空冷方式(左側ダクトが吸気側:上の写真でも左側に取り入れ穴があります)ですので、エンジンに風うまく当たるよ
うにエンジンカバーが付いています。空冷の排気側には無段変速ギア(CVT)があります。
手を加えた部分
ティーザースイッチ・・・標準で付いているものだと思ったら、なんとオプションだった! このティーザースイッチは赤いひもを右手首に装着し、万一操縦者が投げ出され
たときにスイッチ本体に付いているキャップが外れてエンジンを止める役目をします。
バックミラー・・・マルチパーパスなどのユーティリティ用のバック
ミ
ラー、これで後方確認が楽になる。左右につけました。
ヘッドランプ・・・PIAAの高輝度イエローバルブ。写真左側の標
準3700K°に対し写真右のバルブは2700K°と色温度が低いので、夕闇の暴風雪+霧という最悪の条件での視界確保が可能になります。ちなみに、高輝度の白または青みがかった色温度の高いバルブでは、暴風雪+霧の条件になるとミー散乱という現象で目の前が真っ白になり視界がな
くなります。車のフォグランプが色温度低いものが使
われているのもこのミー散乱という乱反射を防ぐためです。
プラグ・・・北八ヶ岳では、標高が高い上にエンジンを最高回転で回
わし続けることがないため、熱価を下げた方が良いとのアドバイスを受け、BR9からBR8へ熱価を下げました。
スコップホルダー・・・モビルがスタックなどで雪にはまった場合
や、トラバース不可能なくらいの傾斜の場所でコースを造るときに絶対に必要なスコップ。このスコップを固定する場所を自家製で作りました。部品はホームセ
ンターで売っていたモノです。なお、このホルダーの下は変速ギア(プーリーやVベルト)があるため、場所を決定するのに苦労しました。
メ
インジェット・・・標高2000mを超える場所を走る北八ヶ岳のモビルランドゴアーズ、ノーマルのメインジェットでは最大で5500rpm/minしか回
りませんでした。特に標高2200mを超える場所では4000rpm/minとなり・・・ということで燃料を薄くして高回転まで回せるようにメインジェッ
トと呼ばれる部品を交換しました。
大体5mmくらいの小さい部品です
※メインジェットとは、エンジンにはキャブレター
という燃料と空気を混合させる部分がありますが、その中の燃料(ガソリン)を霧状にして空気と混ぜる役割をするのがパイロットジェットとメインジェットで
す。パイロットジェットはいわゆるアイドリングに必要な燃料を霧状にする部品ですが、メインジェットはスロットルに応じて燃料を霧状にしてエンジンに供給
する部品です。
モビルの消耗品
モビルのオーナーになると消耗品の交換などが必要になってきます。
ガソリン・・・当然ですがなくなれば走ればなくなります。だいたい1リットルで4km程度走ります。
エンジンオイル・・・・2サイクルはガソリンと一緒に消費するので、ガソリン4回給油に付き1回の補充です。4サイクルでは定期的に交換が必要です。な
お、2サイクルも4サイクルも車やバイクのオイルでは低温には適さないのでNG。スノーモビル専用オイルを用意します。
Vベルト・・・これは無段変速ギア「CVT」の心臓部、消耗により走れなくなる。常に予備を持ち歩こう。
プラグ・・・・これも常に予備をボンネットの中に入
れておこう。
その他必要
なモノ
スノーモビル保険・・・・・万一他人や自分自身が怪我したとかモビルを崖から落として鉄くずになっちゃった場合に使えます。